読書(表)
大分前に買っていて積読になっていたので大分前に消化した。だけど感想を記録しないままになっていたので、再読して感想を書いた。 事件の真相っぽいことが徐々に見えてくる第3巻。 後のポイントは命についてのくだりとか、我らが都築美緒ブチ切れとか、我ら…
(ニコ)と出会ってしまった人たちを描いた連作短編。基本的に(ニコ)は狂言回し的な役回りなので、(ニコ)と出会った人間たちが抱える苦悩とかその辺がお話のキモ。後は、まあタカハシマコなので、その苦悩が(ニコ)のせいで増幅してしまったり。 (ニコ)は、犯罪…
一言で言うと、もどかしい話。多くのキャラクタが自分に都合のいいコトしか考えていなくて、その辺りがタカハシマコの毒と混じると、目も当てられない状態になりますよね。その毒とかのせいで、ささくれ立った気分を楽しめる人には、まあいい本なんじゃない…
はじめに こいずみまりが好きなのに、今まで手を出していなかった。理由は多分タイトルを見た瞬間に、『巨乳OLみゆきちゃん』とか『愛のふじつぼ』とかと同じような印象を感じてしまい、何だか手を出せずにいた、ということだと思う。読んでみた後の大まかな…
後書きに「野球小説」云々とありますが、野球をあまり知らない俺でも楽しく読める良作。野球注釈者、という造語の字面の格好良さと、その造語が示す実体の格好良さには舌を巻いた。野球注釈者の実体の格好良さについては、注釈者の眼前で繰り広げられる事実…
元長センセイの本はこれで2冊目、のはず。 まあ、楽しかったですよ。第1章の問い詰め、第2章の頭脳戦っぽいもの、第3章中盤のぇちぃくてヘンタイ的な何か、第4章のケレン味、とまあ、何だか一冊で何度も美味しいイイ本でしたよ。そんな中でも、第3章の殴り合…
総評 金田一蓮十郎って、『ジャングルはいつもハレのちグウ』のイメージが強くて、「ほんとにこれ金田一蓮十郎先生?」と思ってしまった(ストーリーは勿論のこと、線の描き方とかトーンワークとかも大分『ハレグウ』とは異なる感じ)。イイ買い物をしたと思…
総評 登場人物の年齢が高めなのは俺好みだ(書き下ろしを含む8本中6本で20代後半以上の登場人物が出てくる)。残りの作品でも、和風ファンタジーっぽい作品があって、無国籍な印象が俺は好み。 楽園の条件 星の向こうがわ 木漏れ日の中で OLの伊藤沙里菜とフリ…
一応主人公は徹のはずなんだけれど、個人的にこの話の主人公は真子のほうだと思う。 以前こいずみまりの同人誌を買ったことがあって(『デリバリー フロム ヘル』)、そこでは『LET IT BE!!』よりも過去の話がちょっと描かれていたり、『LET IT BE!!』内で描か…
(とりあえずスタブ)
(とりあえずスタブ)
(とりあえずスタブ)
(とりあえずスタブ)
総評 本人も書いているけれど、ファンタジー色が強い。 ファンタジーなガジェットは主人公 / 相手役が自身の / 相手の内面を見つめなおす上で、上手く機能しているので好印象。 主要5編(6編収録だけれど、1編は書き下ろしの短編です。あまりボリュームが無い…
全体的に、話の構成を理解するのに時間のかかる話が多い。本心を他のキャラに見せないキャラが多かったり、視点の切り替えがあったり、時間軸が前後したりとか。 本心を他のキャラに見せない、って辺りが、ちょっとした毒になっていて、表面的な会話とかの甘…
今更(以下省略) はいはい、ようやく3部作を読みきりました。ホーガン先生に期待していた、トンデモっぽい色々から理屈をこねていくって言う要素は大分薄れていて、その辺を期待して読むと、ちょっとインパクトにかけるかなあ。今までの謎はちゃんとフォロー…
へえ、来年1月から(書いたのが去年の12月だった)またアニメやるのかあ。でも前シリーズ(見てないけど)から、大分時間経ってない? 大丈夫かなあ。いや別にそこまで心配しているわけじゃないんけど。 (以下ネタバレを含む) 前巻が、新世代義体の話でしたが、…
竹本泉が前に出した本(PS用のゲームとタイアップ)がゲームの移植(DS版)に合わせて、再販。存在は巻末の一覧みたいなので知っていたんだけれど、なかなか見つけられなかったのでうれしい限り(類似例にはデビュー作の『あおいちゃんパニック!』とかがあります…
(以下ネタバレを含む) 従来の作品の続編と、それに絡む作品のペアが3組計6本の短編集。まあ、いつもの竹本泉クオリティ。個人的には表題作にもなっている「ヒトライフ」が好み。普通だったら、この作品で描かれているよりも色々悩みそうな境遇におかれた主人…
思春期時代の甘酸っぱくて素直じゃない感じの少女と比較的素直なロボットの対比が色々なパターンで描かれている短編集(だと思う……けど、別の人はもうちょっと良い表現をするのかなあ)。こういうのを描かせると、流星ひかる先生は上手いよなあ。次はいつにな…
引き続き2巻の感想。 歩未の動揺とか、美緒の過去絡みの話とかがメイン。それを全て受け止めようとする葉月は素晴らしいなあ。元々「少女武侠小説」と銘打っていただけあって、少女の登場人物は多いのだけれど、その登場人物が一人一人他の誰かと繋がろうと…
1巻の感想は今まで書いていなかったのだけれど、ちょっと前に「レベルの高い百合漫画」と評している人がいたので、1巻からきちんと整理して感想を書いてみようか、という気分になった。というわけで1巻の感想。 都築美緒が好きだ、という話は以前にしたので…
いまさらかよ! っていう突っ込みは無しの方向で。数年前『星を継ぐもの』を読んで、大変面白かったので、続きのこの本を読んでいたのだけれど、なんだか途中で止まっていて、それをこの正月の間に読んでおいた。これを機にホーガンの未読のやつは消化してお…
藤崎竜の新作が載っているので購入してみた。後はどうしようかな、単行本化されるまで待とうかな。後は和月先生の新作も載っているよ。 藤崎竜『屍鬼』は今のところほぼ小野不由美の原作通りって感じかな。ぱっと読んだ時には、藤崎節はまだそこまで強く出て…
待望の第1巻ですよ、奥さん! 収録されたお話としては、過去編の途中(第8話)までです。黒岩よしひろ先生の、連載前に書いたラフ設定画が4枚もついて、まあお買い得! 年明けの1月に2巻が出るのも楽しみね! もう、ワクワクがとまりません! 助けてワクワクさ…
7巻は5巻の続きで粟高軍 対 外敵軍のバトルですよ。2カードの見ごたえたっぷりのバトルに加えて、この期に及んでこう来るか? というインパクトたっぷりの展開で、非常に良い出来ですよ。個人的に「五芒殺界(ペンタゴナ・ワールド)」という技名のセンスが、…
6巻と名乗ってはいるが、実質は『はげ』のスピンオフである『邪眼ボクサー』全6話(+書き下ろし? 連載チェックしていないので不明確です)を収録。前半の世界タイトル戦も面白いのだけれど、後半の、力と正義に言及したほたるの話も秀逸。ほたる先生の魅力に…
いきなり余談。百合姫コミックスの一巻完結モノは全部持っている、というのが矜持だったのに、感想を書くのに、この本を見返していたら、タカハシマコ『乙女ケーキ』が抜けていることに気がついた。今度見つけたら買わなくちゃ。 もう少し余談。この本はちょ…
うーん、百合モノは評価するときの言葉選びに困るなあ。何て言うか、俺の絵柄に対するボキャブラリーが少ないせいで、ストーリーに関することしか書けない(書かない)せいなのだけれど、百合モノのReviewを連続で書く時の区別化に困る。まあ、とりあえずがん…
あひゃひゃひゃひゃひゃ。いいなあ、カノコ。こういう後ろ向きだったり、諦めのせいで捨て鉢気味になっているヤツ、大好き。それ以上言うことはないかも。結構話の本筋も急展開していて、「ひょっとして、あと1巻くらいで終わるのかな」と、ちょっと不安にな…