原作 海堂尊 / 作画 高遠るい『ジェネラル・ルージュの凱旋』

 まさかこんなメジャーどころで高遠るい先生がお仕事をなさるなんて! 家の近所の個人経営っぽい書店にも高遠るい先生のご本がフルヘッヘンドしていらしてよ! あたくしはAmazonを利用いたしましたけれども。
 原作は読んでいません。ついでに海堂尊先生の他の作品も読んでいませんし、観てもいない状態ですが、以下コミック版の感想を書いていきます
 登場人物の多くがとても個性的でアクが強くて、それが高遠るい先生の描くタッチ自体のクセとマッチしていて、すんなり読むことが出来ました。部分的には、2、3度読み返したくなってしまうようになったり。どの辺りが原作と同じでどの辺が違うか、と言うのはわからないから言えないんですけど。
 速水の不敵な感じと神がかった感じが好き。速水を初めとした、好かれたり、感情移入されたりする「味方」サイドのキャラクタの魅力は、俺が高遠るい先生ファンなことを差し引いても、充分な量だと思うし、読んで損はしないと思いますよ。オススメ。