『ももいろスウィーティー』のこと

はじめに

 何だか最新4巻を読んでいて、ちょっとした違和感を持った。それが『ももいろスウィーティー』自体に原因があるのか、俺自身に原因があるのかははっきりしなかった。そこで、とりあえず今のところ出ている4巻までを読み返してみることにしたよ。

読み返してみたよ

 4巻までを1回読み返してみたら、自分は3巻部分の記憶がかなり曖昧であることがわかった。というよりむしろ、性根を入れて読んでいなかったのではないだろうか。同時期に出た記憶のある『ももいろふぁいぶ♥』の方に注意を奪われてしまっていたのかしら。
 それはともかくとして、新たな疑問点というか、気になることというかが生じてきたので、次の部分からはそれについて書く。

主人公は誰だ?

 主人公、と言うか中心人物と言うか、その人物は誰なんだろうか? なつみ一択なのは自明なのですが、どうもこのなつみというキャラ、エピソードが少ないと言うかインパクトに欠けると言うか、そういった印象があります。登場人物のネットワークを模式図にしてみると間違いなく彼女が中心ノードには居るのですが、話題の中心となることが少ないと言いますか。他のキャラ(加藤センセイとかサエコさんとかかどちゃんとか)の影に隠れているだけで、実際に統計とってみると違うのかな。統計とってみようかな……。あと、これとは別に年表も書いてみると面白いかもしれないね。

ひとまずのまとめっぽいもの

 どうもこの作品は『ももいろシスターズ』の遺産で成り立ってしまっているような印象が強くて(加藤センセイくらいしかぱっと思いつかないんですが)、自分でも過小評価しがちなのです。なつみの、ある種小動物的な可愛らしさ、というのは、少なくとも今の登場頻度だと、『ちとせげっちゅ!』のちとせとか『スケッチブック』の空とか『ひだまりスケッチ』のゆのに比べると、インパクトに欠けて見えてしまうのですが、現状が最善の状況なのかしら。
 「小動物的な可愛らしさ」の表現方法のリファレンスとして、俺は『よつばと!』をちゃんと全巻読むべきかしらね。
 『ももいろシスターズ』の桃子も登場頻度は少なかったしなあ。でも、桃子の場合彼氏が出来るとかの比較的インパクトの大きなイベントは存在していて、それに対応するようなインパクトの大きさのイベントって言うのは、何だろうな、新しいパパくらいかしら? 新しいパパ(現在は予定者)関係のイベントも何か異様に露出が少ない印象があるんですよね……年齢的な問題が、自主規制対象にでもなっているのかしら?