丸川トモヒロ『成恵の世界』9巻

 機族が大活躍で僕好みの巻でした。この作品のSF的要素は機族だと僕は思っているので。ただ、鈴ちゃんの主張が素直に通りすぎるのが、ちょっと鼻につくかも。鈴ちゃんが素直なのが悪い、と言っているわけじゃありません。ただ、もうちょっと鈴ちゃんが苦労すると面白くなるのかなあ、と思ってしまう、ということです。でも小難しいコト色々想定して行動している敵と、素直な論理をストレートに主張して行動する鈴ちゃんとの対比を楽しませるのが作者の意図なのかしらん。
 あと、天乃川先生が儚くてイイな。