お泊まり会もどきとカウンターパンチ

 週末に久し振りに色々な人と会ったような、そうでないような。各人とはそれなりの頻度で会っているような気もするが、一堂に会するというのは久しぶりかもしれない。内訳は大体いつものメンツが10人くらい、携帯メールのやりとりをたまにするけど直接会うのは数年振りな人が1人、お初にお目にかかる人が1人。途中人数の変動はあったけれど、大体そんな感じで一晩を過ごしてきた。
 お初にお目にかかる人は、とてもよく空気の読める人だったらしい。具体的にどこがどう、ということを言語化できない辺りが俺自身の空気読めなさを露呈していて嫌だなあ。いつものメンツがその人の空気を読む素振りを絶賛ばかりしているので、その場ではそうでもなかったのだけれど、思い出すといたたまれない気分になった。
 最年長の人が「sakakiguraが『鳴子ハナハルの絵はフクダーダで代替可能』と言っていたのはヒットだった」ということを言っていた。別の人が「褒められたからといって、sakakiguraは『俺が鳴子ハナハルブームにカウンターをかましたぜ!』とか調子に乗っちゃだめよ」と釘を刺してきた。別に、嬉しかったけれど「鳴子ハナハルブームのカウンター」というのにそこまでのネームバリュー(?)は感じていなくて、なのにそういうフォローをされるって俺はこの人の目には相当酷く映っているのかなあ、と思い出しながら考えてしまう。というか、こういう文章を書くという事が、心のどこかで自分を「鳴子ハナハルブームに対するカウンター」として見て欲しいという気持ちの表れなのかしら。自己認識としては「どうしても受け入れられない劇画系の人々+α*1を除けば、そういう漫画家さんには一定の好評価を下す軟弱なチキン野郎」であるので、別に鳴子ハナハル先生に対しては特別な敵意を抱いているわけではないのですが。言われなければ知らなかったのになあ。
 話の流れで「てりてりお」という人の名前が出てきた。名前だけは聞いたことがあるような気がするけれど、不勉強なので絵柄とかどんな印象の作品を描くとかは、ぱっと思い浮かばない。今後のためにここにメモしておく。

 (追記 といってもほぼ同時に書いているのだけれど)
 この文章を書いている最中に「てりてりお」でググってみたら、何だか俺の心の琴線に触れるような絵(『めがね学校』の表紙)が出てきた。以前にも書店の店頭で買おうかどうしようか迷った本だったのかもしれない。でもめがねって書いてあるから、購入を見送ったのかな。次の機会があれば買うかもしれない。

*1:プロトンザウルス先生とか雅亜公先生とかのことだよ