奈須きのこ『空の境界』

 以前から気になっていはいたのだけれど、映画化するという情報でようやく踏ん切りがついたので、読んでみました。ゲーム関係は一切やっていないので、どこまで理解できているかよくわかんないけど。
 ええと、色々俺好みで困った。
 誰がなんと言おうが、俺はこういう女の子が男の子との出会いで変わっていくと言う話が大好きなのだ。でも何かそういう解釈をすると、作品世界を卑小なものにして語っている気がするので、これ以上は語らない。
 戦闘シーンにおける術とか能力とかの雰囲気も最近の俺好みです。「風を操れます」とか「手から雷出ます」とか、そういった直接的に格闘に絡む能力よりも、若干メタ張っている感じの能力とかの方が、最近のお気に入りではある。あと、色々なんか橙子さんが語ってる辺り、『ルー・ガルー』で雛子が占いについて言及している件を読んだときのことを思い出した、って時系列逆転してるよ!
 何だか何を語っても面白いこと語れそうにないので、これ以上は語らない。
 
 しかし分量のある作品なので、映像化する際には、どうするのかなあ。奈須きのこ先生が書き下ろしで何か書くのかなあ。続報に期待。