まともに本が読めない

 上でも書いた通り、『フルバ』の23巻を買って読んだのだが、ここ数日精神的に凹んでいるので、6年近く付き合ってきた作品が終了したという単純な事実に打ちひしがれてしまい、内容を充分に吟味出来ないでいる。作品の完結と、最終巻で語られた大きなポイントのうち半分くらいは、予め知っていたのだけれど、その内容をどうこう考えるというよりも、最近新しく読む対象の作品を開拓出来ていない状態で、現在読んでいる作品の完結を迎えたということで、自分が『フルバ』に注いでいた愛のやり場に困っている。でも、これ程愛を注げる作品はもう無いのではないかという思いも(受け皿となる作品に出会えないという可能性もあるが、今の俺のコンディションで、作品への愛情とかアクセスすることへのモチベーションを維持し続けることは不可能ではないのか、という不安感のほうが大きい)あって、何だかもの凄く複雑な気分。楽になりたい。