思わぬところから攻撃を受ける

 上記のゲーム大会中に、ひょんなことから『ひとひら』のアニメを見ていた。夏合宿の話だった。演劇同好会で学園祭に向けてやる舞台の読みあわせをやるよ、という場面なのだが、部長さんの主役女優(でもほとんどズブの素人)へのダメ出しが、何というか俺の心の琴線を刺激して困った。そんなガシガシダメ出ししちゃまずいんじゃないのかなあ、とか、ひとつ褒めてひとつけなすくらいがいいんじゃないの? とか考えたら、なんだか非常にダメージを受けた。帰ってきてから涙が止まらなかったくらい。
 後は、そんな主役の人が素のままで演じることが可能な役を作るなんて、演技をさせる気があるの? とか思ったけど、、でも舞台に立つということへの敷居を下げる、という意味では、ひいては舞台をもうちょっとメジャーなものにする手段という意味では正しいのかな、とは思いなおした。演劇同好会は大会には出ないだろうしなあ。あと、やたらと脚本がメルヘンチックで、それをうまいですねえ、と褒めている主役の女の子、という構図なのは、あえて計算なのか。それとも天然なのか。
 とかいろいろ考えちゃったけど、ちょっと調べてみたら、普通の青春群像っぽいので、特に気にしないことにした。