我は何を求められているのか

 週の頭から上司の機嫌を損ねる、という愚行。何気なく我が発した一言が、上司には聞き捨てならなかったらしい。我は比較的消極的なモチベーションの維持をしているのが、上司にはそれが気に入らないらしい。でも派遣先の上司なのでどう解釈したものかわからない。そういう風に、モチベーションの積極的な維持方法を推奨してくるってことは、我を派遣先の正社員と同じような待遇をしたいんだよ、とか言うポーズなのかな。あくまでポーズだが。まあ、そういう指摘は派遣元の人間からも受けそうなのだけれど。個人的に我は消極的に、これは仕事だから、と割り切った形でモチベーションを維持しないと、どんどんプライベートでも仕事のことを考える時間が増えそうなので、そういう積極的な方法はできればやりたくない。ただでさえ、下手の考え休むに似たり、という指摘を受けそうなのだけれど、つい「仕事とか今後のキャリア形成とかで、答えの出なそうなことを考えなくちゃ」とかいうプレッシャーを感じているのに、日々の業務でまでその辺を考えなきゃなんないなんて、正直やってられない。理想的には「今やっている業務」がキャリアの礎になっていくっていうのがいいんだろうけど、今の職場でここしばらくやっている仕事がキャリアの礎になると我には思えなくて、結構悩んでいる。でも上司は「〜について調べておくことは、後々いろんなことの基礎になるから」と言うし、まあ、我もそれには反論しないのだけれど、それは「派遣先の会社」にとっての利益であって、「我自身の利益」になるかと問われれば、我は首を傾げざるを得ないのだ。
 我はプライベートな知人から色々入れ知恵をされてしまったせいで、自分が元からひねくれていたのが余計ひねくれて来たぞ。我は入れ知恵をされても、その辺のことを考えないようにうまく思考停止して機械的に仕事をこなす自信があったのに。