上野毛あさみ・作/黒岩よしひろ・画『ステージガールズ』1巻

 待望の第1巻ですよ、奥さん! 収録されたお話としては、過去編の途中(第8話)までです。黒岩よしひろ先生の、連載前に書いたラフ設定画が4枚もついて、まあお買い得! 年明けの1月に2巻が出るのも楽しみね! もう、ワクワクがとまりません! 助けてワクワクさん!(最後はゴロリの声で)
 さて、セールストークはここまでにしておいて、ちょっと関連で考えたことを、つらつらと並べ立てるよ。
 上野毛あさみ先生が、発売日に入手できなかったそうで(http://star.ap.teacup.com/stagegirls/79.html)、「著者献本まで待てない!」と勢い込んで本屋さんに走った先生が入手できなかったことに、また、店員に食い下がる先生の姿に、俺は泣きそうになった。JRのエキナカの書店とかにもありましたよ! 俺は東京駅で入手しました。
 それはそうと、

 多少がっくりしながらも、まあしょうがないかなと店のおばさんに聞くと、「今月発売予定カレンダーに載ってないから分かりません」と言われる。じゃ、予約をお願いしますと頼んだら、「目録に載ってない出版社なので、注文はお受けできません」と。

 がーん!!

 そこから少し離れた、もう一軒の本屋に行っても、返事はだいたい同じ。「コミックスはうちが注文を出すんじゃなくて、問屋がこの本屋には何冊、と割り当てるだけなので」とも。

 という店員さんとのやり取りから、「結構発行部数が少ないのかな。まあ、『本が売れない』と言われて久しいし、角川とかのちょっとマイナーめの作品の発行部数くらい出ていれば、御の字だとも思うし、想定の範囲内かな」と考えてしまって、また涙が止まりません。「はげ」よりは出てないと思うし、コミック・ハイ!の流星ひかるの単行本くらい出ていれば、まあ、うれしいかなあ。『坊ちゃん』に負けてそうなのは、何となく癪なのだけれど。