原作 京極夏彦 / 作画 樋口彰彦『ルー=ガルー 忌避すべき狼』2巻

 引き続き2巻の感想。
 歩未の動揺とか、美緒の過去絡みの話とかがメイン。それを全て受け止めようとする葉月は素晴らしいなあ。元々「少女武侠小説」と銘打っていただけあって、少女の登場人物は多いのだけれど、その登場人物が一人一人他の誰かと繋がろうと苦闘すると、当然百合っぽくなるよなあ、と少なくとも俺は思う。ついでに連続殺人事件についての話も色々と緊迫した展開が発生していて、第3巻もいろんな意味で楽しみです。