堺はまち『つめあわせ』

 おおむね、ラブコメの延長線として、アレな行為を行う、もしくはアレな行為から関係は始まるのだけれどベターハーフとしてのステディな関係を成立させる、という、一言で言うとぬるいアレな漫画。なのはいいんだけれど……
 「Border Line」という、幼馴染がアレな関係に発展して……という、まあベタな展開の作品に以下のような台詞があって、ちょっとのけぞった。

 思いつく限りの
 エッチな事をしていいよ


 だって
 私のお口も
 オマンコも……


 お尻の穴も
 おしっこの穴だって


 ぜんぶぜんぶ
 あきら専用なんだから

 ちょ、おしっこの穴て。そんなものはペンネームは無い先生とか柿ノ本歌麿先生とかにまかせておきましょうよ。百歩譲ってお尻の穴というのは許容しなくは無いが(それだって、かなり譲歩してのことだが)、流石に前の穴がどうこうと言う女子とはお付き合いしたくないなあ。
 というか、ラブコメには、作品に描かれた一瞬の後に、幸せな一年後があって、幸せな十年後があって、幸せ五十年後があって、一緒に年をとっていく、と俺は想定してしまうので、一時の快楽のためにヨニ以外の器官を使い物にならなくするような行為をするというのは、どうも受け付けないなあ。