ラブコメ大好き

 知人から「何でラブコメが好きなの」とか質問されたみたいなので、回答を考えてみる。一言で言うと、「カップリング厨だから」とかなんだと思う。『魔法騎士レイアース』の第2期が好き、という話をしたときに、その知人にも言った記憶があるのだけれど、もう一回明言してみる。
 1対1のカップルが複数成立していて、そのカップル同士がお互いのことを尊重するような感じで、必要以上に深入りせずに絡んでいるような関係性が大好きなのよ。何だろう、浮気とかフタマタとか三角関係とかはあんまり好きじゃないのね。だから『ももいろシスターズ』とか大好きなの。あれって桃子世代については桃子 / みき / もえこの3人のおのろけ話大会として読めるじゃない? んで、あの3人って、お互いの彼氏を寝取ってやろう的な、ちょっと計算高い、というか尻軽な感じ、というかそういう感じが皆無なのが好感が持てる。『魔法騎士レイアース』の第2期も同様で、こないだたまたま断片的に女性キャラほぼ総登場でお風呂に入る、シーンとかを見ていたのだけれど、あのへんでも結構あけすけにカルディナが今の恋愛状況とかを語って、光がちょっと思春期っぽい悩みをつぶやく、とかいう場面で、別に誰かが、別の女の子が思いを寄せている相手にちょっかい出そうとか、そういうことは考えていない感じだよね。
 こういうのって、世界観的な問題も絡んでいて、そういう一回決まったカップルに対して否定的な要素を加えないでいるのは、予め決められた未来に向かってキャラクタたちが進むことを作者から強制されていて、キャラクタたちは自分でいろいろ相手を選ぼうと言う意思も、作者によって剥奪されている。なんて惰弱な! (惰弱、って言うのはちょっと違うかも。適当な言葉が思いつかないなあ)とかいう批判があるかもしれないので、それにはどう対応しようか。
 友人の恋人って言うのは普通に付き合いがあるだろうし、その人と(恋人関係でなくとも)つながりがあるってのは、自分の人生にとってプラスになりうるんじゃないのかしら、別に友人の恋人に対して好意を抱いていないと言うわけでもないだろうし。自分の底の底まで見せるのは恋人と言う限られた相手だけなので、その辺は一線を引いているから、その友人の恋人が自分の恋人だった場合よりは影響が低いかもしれない。でも自分の恋人だった場合には、得られない影響とかもあるのじゃないかしら。と、適当にピュアを装って考えてみる。