俺の生き様は変らしい

 色々な知人に(仕事場関係の人とか、プライベート関係の人とか)に「君はもっと本を読んだ方がいいよ」という内容の指摘を受けた。その指摘は、俺の人生の8割がたのことを否定する内容なので、あまり真剣に受け止めたくはないのですが、真剣に受け止めて、改心する時期に来ているのかなあ、と漠然と思う。「漠然と」って辺りが、俺の駄目さ加減を示しているなあ。
 仕事場関係の人にそういう指摘を受けるのは、半分慣れっこになっていて、自分でうまく思考停止させて対応することは可能だったのですが、プライベートな知人からもそういう指摘を受ける、というのはちょっと意外だったので、戸惑いました。これまではラノベとかSF小説の文脈で、「何でみんな読んでる名作っぽいものを読まないで、中途半端なものを読んでいるんだ」と言う指摘はあったのですが、そこは「趣味」という言葉でダメージを受けるのを回避してきたのです。でも今回は、なんと言うか、自分の大学入学以前の生き様的なものにまで踏み込んだ指摘だったので(具体的に言うと、「文系なんなら『資本論』とか『純粋理性批判』とか読もうぜ、それとも純文学とかかな? え? どっちも読んでないの? 信じられないなあ。何のために文系やってたわけ?」って感じの指摘なんだけれど)、その辺を指摘されると、それこそ、大学入るまで学校のお勉強と適当にラノベとか漫画とかを読むのと適当にオタクっぽい音楽を聴くのと、エロいことしか考えていなかった俺としては、凹んだりしてしまいます。
 しかも高校時代までにやってたことは、どれも中途半端になっているあたりが、また俺を苦しめるわけです。
 (以下は高校時代までにやっていたことを垂れ流しているので、読み飛ばしてOKですよ)
 俺は歴史学徒だった時期もあるので、その辺から話をしますと、「歴史小説とか読んでるの?」っていう質問には、ほんの少々、とか回答できない状態です。中学時代に『るろうに剣心』の影響で『燃えよ剣』を読んで、司馬遼太郎を大量に読んだりすると良かったのかもしれませんが、俺は『燃えよ剣』止まりです。歴史小説系で次に来るのが藤本ひとみ先生を何冊かという辺りが。ちなみにその次は流星香先生ですよ。まるで小学校高学年の女子のようなラインナップですこと。陳瞬臣とか読めよ俺。あと、『後宮小説』は読みましたが、それもどうか、というラインナップだなあ。
 じゃあ、ラノベはどの辺か、というと、メインは『オーフェン』と『フルメタル・パニック』だなあ。あと中学時代に『天地無用!』とか『プリティーサミー』とかいくつかつまみ食いした程度で。あと『創竜伝』か。
 漫画も『るろうに剣心』と『封神演義』と『クレセントノイズ』と『神さまのつくりかた』くらいで。何だこの変なラインナップ。見事にマガジン・サンデー・チャンピオンはスルーしてましたよ。
 音楽も、適当に音楽番組見てるのと、自分で林原とか奥井雅美とかのCDを買う、という方向なので、洋楽とかさっぱりです。
 エロい関係で言うと、適当にフランス書院文庫とか読んだり、適当にエッチな漫画を読んだりという方向で進んでいます。高校までに出会った記憶があるのは、てぃるよし先生と北御牧慶先生とSHIZUKA先生と銀仮面先生とカマキリ先生と伊駒一平先生と浦野まみ先生とあうら聖児先生と天王寺きつね先生と飛鳥弓樹先生とちばぢろう先生と飛龍乱先生と蘭宮涼先生とすてぃる88先生と雅亜公先生とまいなぁぼぉい先生とかだけど、個人的に趣味が合わなかった人も含まれているし、内容を覚えていない人もいます。ええと、フランス書院コミック文庫の影響を受けすぎです。巻末の広告とかもちゃんと読む人だったので、『少女水中花』が物凄く気になってしまって、数年後上京してから見つけて購入する、ということまでやりましたよ。
 来年は何か名作を読む、というのを目標にしようかしら。