ジェイムズ・P・ホーガン『ガニメデの優しい巨人』

 いまさらかよ! っていう突っ込みは無しの方向で。数年前『星を継ぐもの』を読んで、大変面白かったので、続きのこの本を読んでいたのだけれど、なんだか途中で止まっていて、それをこの正月の間に読んでおいた。これを機にホーガンの未読のやつは消化しておきたいな。とか思いつつ、去年から積読が色々残ってるんだよね。『ニューロマンサー』とかか!
 以下、『ガニメデの優しい巨人』の感想。別の話の大筋については、言うことはない。いうことはないって言うか、言うと話のネタばれになってしまうので、言わない。話の大筋になっている謎解きの部分はとても面白かったですよ。でも、謎解き後にちょっと心にもやもやしたものが残ったのを、最後の最後で解消させられたのはちょっといただけないかなあ。それが次への布石になっているし、数年前の自分ならば別になんと言うことはなかったんだろうけれど、今の自分には、その辺の楽観的な感じが鼻についてしまう。あくまで個人的な趣味なんだけれど。