旗幟を鮮明にしようと試みる

はじめに

 一応旗幟を鮮明にしないといけないかな、と思ったので。あんまりまとまってないけど記載しておこう。

要点、と言うか

 俺は日和見な人なんだろうなあ。
 基本的に規制はゾーニングとかの方向でどうにかしてほしい。あとはポルノをある程度ファンタジーとして楽しむリテラシー、って言うのかな、そういうのの重要性を主張したい。
 それとは別に児童虐待への対策って言うのはやっぱり必要。

ゾーニングには賛成方向

 基本的に俺は「ポルノをファンタジーとして楽しむ」能力の無い人はポルノを見ないほうが……と思っている人なので、(その一つの基準として年齢というものを使った)販売店の区画分け等のゾーニングには異を唱えるつもりは無い。環境を整備する必要があるという意味で、児童とかリテラシーの低い人間とかの目から見えない部分にポルノを隔離するということは必要だよね。

ポルノをファンタジーとして楽しむこと

 このセクションは、ちょっと個人的な生々しい内容になります。苦手な人は読み飛ばして欲しいな。
 俺の性的嗜好としては、年上巨乳と和姦なので、ロリ系はメインの路線としてはちょっと……な人なのですが、それでも、気分としてロリ系を摂取したいな、と思うときはあります。レイプ系も然り。どうしようもなく脳味噌の中が暴力的なエロスに占められてしまう場合ってありますよね。徹夜明けとか。まあ、実際にポルノに描かれているようなことを実行したいとは思わないんですけど。そういうスタンスをどうやって広めていけばいいのか、広めるのが正しい方向なのか、って言うのは難しいけど、広まっていくといいなあ。

共感を求めるタイプのポルノ

 いわゆるラブコメの延長線みたいな。この辺は俺も好きですが、どうなんだろうな。俺の中で、このジャンルに対する外圧への危機感みたいなものがあまり存在しない。法的に児童にカテゴライズされるようなティーンズ同士の性欲を含む心理描写って、あのジャンルしか描けないと思っているので、表現の自由のこともあって、あまり内容的な規制は入って欲しくないなあ。

グレーゾーンの非ポルノ創作物

 創作上エッジを求めるうちに、ポルノ的な視点にも耐えうるようになってしまった作品ってのも、規制はしない方向性で動いて欲しいなあ。具体例はF先生の一部とか。安易にポルノっぽくすることで、エッジに近くなる、言うわけではないので注意が必要だけれど。
 あー、でも創作上「希求したんだけれど成果が付いてこなかった場合」って言うのはどうするべきなのかなあ? 商品という視点で見ると、それは失敗なのだけれど、それは一概にポルノという括りにしてしまっていいのかしら。

児童虐待への対策

 現実に存在する目に見えて犯罪な方面での虐待って言うのは、当然取り締まらなくちゃいけないよね。スナッフとかレイプとか。この辺は自明だと思うんですが。あとは目に見えない(という言い方が正しいのかはわからないけれど)ような形のモノへの対策はどうするべきかね? 分別の付いていない、つまり自信が性的な意味でモデルとなっていることを理解していない状態でのヌード撮影とか。この辺は明白な犯罪性(盗撮とか)が存在しないと警察権力の側からはアクションを起こしにくいよね。どっちかというと児童相談所の仕事。最近は児童相談所の活動範囲も大分広がっているということだけれど、この辺ももうちょっと拡大できるといいのかもしれないね。

TODO (1) - ゾーニングの形骸化と過激化 -

 ゾーニングに基本的に賛成と言っても、俺の中でハッキリしていない部分がある。店頭でのゾーニングが形骸化してしまっているような状態はどうするのか? 店員の裁量に任されてしまっているような場合とか。またWeb上だとどう対応するのか? 共有PCの場合は? フィルタリングとか虚偽のユーザー登録とか。Web上に存在する「どんな情報にもアクセス可能」みたいな思想との対立とか。

TODO (2) - ガチな人々への対応 -

 本当に性的嗜好上ロリ以外受け付けないような人間の自慰行為の自由はどうするのか? ょぅじょの放尿以外NGみたいな人とか。犯罪は一切犯していない(例えば精密な3DCGとかで作製したブツを使うとか)のに、そういった人が身近にいるというのは、環境を悪くするので「悪」なのだろうか?

まとめ

 基本的に俺は日和見だし、自分の守備範囲以外の性的嗜好についても「そういうのが有ってもいいんじゃない?」という評価を下す人なので、「内容の規制にはあまり踏み込まないようなやり方で、ゾーニングなんかの流通方面および生産を止めるという方面から攻めて行くようにして欲しいなあ」というのが、俺の旗幟。

おまけ

 女性向け創作って、規制との戦いの歴史ってあるのかしら? あの辺は検索避けとかで、表に出ないアングラ的な方面で動いているらしいので、その辺は見習って部分的にでも共闘していくべきなのかも。
 もしくは、描かれているのが男性同士ということと、摂取している先入観(非力さとか、性犯罪の被害者になっても加害者にはなりにくいとか)のせいによって槍玉には上がらないのかもね。