何となく絶望した。

 今更感は漂うけれど、「竹熊君、“紙”はもう、ダメだよ…(後編)」の話。
 いや、タイトルとその内容のメインとなっている、紙の本を作るのが危機的な状況だよ、というのは充分にトピックとして魅力的なのですが、それ以上に……「副業で風俗経営」という選択肢が、切羽詰まってる様子を示していて、非常に泣けてくる。俺個人としては元手も無いので、その副業をやる気はさらさら無いのですが、やらない一番の理由は「DQN相手の管理コストが非常に大きい」という点に尽きます。別に嬢の全てがDQNだと言っている訳ではありませんけど、このジャンルの求人を考えたときに、一定の確率で含まれるであろう、どうしようもないDQNを排除したり、採用した人間がDQNの暗黒面に落ちないように注意したり、というのは多分俺には出来ないくらい荷の重い内容ですわ。それが出来る人はちょっと尊敬する。
 どうなのかなあ。ものすごい個人的な想像ばかりになってしまうんですが、この人はこのジャンルの求人を考えたときに、募集の対象が一定範囲内の年齢の女性っていう形で、とても広いので、その辺の利益というか、募集のしやすさみたいなのを優先して、募集に応じた人間のクオリティに関するリスクはあんまり考えていないというか、本当に上澄みの部分だけ採用するつもりだったりするのかなあ? まあ最近はこの辺のお水とかお風とかの夜の女性のお仕事ってのも、OLさんが安定目指して副業としてトライするというケースが非常に多いらしくて、若干名の募集のところに数十人応募、とか言う事態もよくあると聞きますし、とりあえずものすごい数を集めてみて上澄みを採用という方針はある意味正しいのかもしれない。