フクダーダ『ハニーブロンド』
ハニーブロンド (メガストアコミックスシリーズ No. 215)
- 作者: フクダーダ
- 出版社/メーカー: コアマガジン
- 発売日: 2009/04/25
- メディア: コミック
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はじめに
フクダーダ先生の新作。前2作(俺のReviewはココとココ)が短編集(連作短編含む)だったのに対して、今作品は1冊で1つの作品となっています。その分、今までフクダーダ先生が描くことの多かった「恋人たち*1のアレコレ」みたいなのをより深く印象的に描くことが出来ていて個人的に良い傾向だと思います。
あとは、母乳モノです。フクダーダ先生は同人では母乳モノを描いてらっしゃるとの情報は知人から得ていたのですが、商業では初めてではないでしょうか?*2 そんなに派手に射ちまくる、といった形ではないのですが、このガジェットを効果的に使いこなしてらっしゃると思います。母乳への愛なのかしら。
ヒロイン1:エリナについて
主役級のヒロイン。昂ぶってくると母乳がしみ出してきます。母親譲りの体質らしい。
基本的に主人公とはラブラブなんだけれども、心の奥底の方では、多分主人公が自分を好いてくれているということに自信が持てないでいて、それが後半ひょんなことで "噴出して" きて……みたいな流れ。まあ、ハッピーエンドなんですけど。
後は、まあ独占欲が強いトコロとか、納豆が大好物なトコロとか(イソフラボン絡みのネタかしら?)、かなり勝手な想像だけど母性本能強そうな辺りとか、個人的に好みなポイントがあったりします。
ヒロイン2:しのぶについて
エリナのクラスメート。別にエリナと三角関係になったりはしない*3。母乳も出ない。でもスイッチが入ると別人みたいになってしまうくらい恋人との行為は好き。
えーと、比較的普通、なのかな。エリナに対するライバル意識とかもあったりするみたいなんだけれど、主人公とエリナが悩んでいたりする時に、女の子の視点から主人公にアドバイスしたり、エリナをたしなめたりして、イイ人振りを発揮。
あとは、ごく軽く肉体をイジっていたり。俺は個人的には肉体改造ってのは、よっぽどファンタジーなお膳立て*4をしない限りヒくのですが、コレぐらいのごく軽いものを、その背後にある女の暗くて湿っぽい情念とかと共に提示されると、たやすく受け入れられますね。
ヒロイン3:カレンについて
エリナの母親。母乳が出ます。
主人公と母娘どんぶりになだれ込んだり、主人公とエリナが悩んでいる時に主人公にアドバイスしたりする。自由奔放だけど抑えるトコは抑えている印象。